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🐢ヘルマンリクガメの縛創🐢

症例紹介 2022.09.04

こんばんは🌙

ヘルマンリクガメ(ボウちゃん)の症例の紹介です。

🌟来院理由🌟
左の後ろ足が腫れているとの事で来院されました。

🌟診察内容🌟
左後ろ足の脛から先の部分が写真のように腫れていました。

🌟処置内容🌟
腫れかたから足に何か巻きついてその先が腫れていると予想しました。
腫れているところの境界部をよく観察すると、紐のようなものが確認できました。
異物(紐)を丁寧に除去しました。(写真参照)
取れた紐の様なものを顕微鏡で拡大したところ動物の毛のようなものが見られました。
巻きついていたところは皮膚が裂けていたので、細菌感染予防として抗生物質を処方し、経過観察中です。

🌟注意点🌟
今回のような紐が手足に巻き付く事態は他の動物さんでも見られます。
場合によっては、異物を取り除いても巻きついて腫れてしまった側が壊死してしまい元に戻らなくなることもあります。動物さんが通るルートなどに巻き付く恐れのあるようなものには注意が必要です。今回のボウちゃんの足は元に戻ってくれることを期待しております。

写真はInstagramをご覧ください。