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🐰うさぎの臼歯不正咬合🐰~part1~

症例紹介 2023.03.30

こんにちは🌞

うさぎ(ネザーランドドワーフ♂  7歳)の症例の紹介です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🌟来院理由🌟
前日からご飯をほとんど食べず便もほとんど出ていない状態。
元々チモシー(牧草)をあまり食べずご飯はペレットがメイン。
りんごをあげたところ食べてはくれたが普段よりじっとしており、歯ぎしりをしているとのことで来院されました。

🌟診察内容🌟
消化管うっ滞や歯の不正咬合で見られる症状が出ているため確認していきます。
<身体検査>
・聴診・体温に異常なし
・お腹を触るとゴツゴツした感触は無いが胃がやや張っている
・口周り〜顎下にヨダレなし
(不正咬合でできた傷の不快感や痛み、伸びた歯で口が閉じ切れない状態によって常にヨダレで口周り〜顎下が濡れていることがあります)
・下顎を撫でるように触ると奥歯の歯根が伸び過ぎていると思われるゴツゴツとした硬い凸凹を触知
・上の前歯がやや捻れているが長さ・噛み合わせは問題なし
・上下の奥歯が複数本伸び過ぎており一部内頬に向かって棘状になってる
・下の奥歯は歯を形成する細胞がダメになってしまい茶色く変色
・視認できる範囲の舌や内頬の粘膜に外傷なし

<レントゲン検査>
腹部
・消化管の運動の低下により胃はやや拡大し多くのガスが貯留
・盲腸にも少しガスが貯留

頭部

・歯は上下奥歯の咬合面の不正
・下の奥歯は歯根が伸びており一部骨吸収し顎の骨が変形

🌟処置内容🌟
奥歯削りの処置は基本的に全身麻酔が必要です。
今回のうさぎさんの場合は高齢であること、奥歯は伸びているが症状(過剰なヨダレや口内の外傷)がほぼ認められないため、まずは消化管うっ滞に対して普段の食欲の7割を目標に数日間通院での注射を始めました。
注射治療の反応とうさぎさんの体調を見ながら後日麻酔をかけて棘状に伸びている歯を中心に奥歯削りを行うことにしました。

part2に続きます→