症例紹介

フクロモモンガ腫瘍

💙フクロモモンガの乳腺癌💙~part2~

こんにちは🌞

フクロモモンガの症例の紹介~part2~です。

🌟手術🌟
写真のように、育児嚢にできた腫瘤を育児嚢ごと丁寧に摘出しました。
出血に気をつけつつ、摘出していきました。

🌟結果🌟
摘出した腫瘤は病理組織検査の結果、2つとも乳腺癌であることが分かりました。
フクロモモンガさん自体腫瘍の発生報告は乏しくまだまだ分からないことが多いですが、悪性腫瘍のため今後の経過観察が必要です。

🌟経過🌟
フクロモモンガさんは傷口があると、執拗に舐めたりかじったりして悪化してしまうことが他の動物さんに比べて非常に多いです。(自咬症)そのためエリザベスカラーを自作して着用したり、コルセットを自作しなんとか傷口を舐めないような工夫が必要です。
カラーを着用するとカラーが擦れて首周りに皮膚炎が起きてしまったり、手が使えずご飯が食べられないため飼い主が口元に持っていって食べさせる、運動制限など管理がとても大変です。
今回の場合は術後、約1ヶ月半コルセットを装着してもらい傷口が治ったところで取り外しました。

 

写真はInstagramをご覧ください。

 

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