症例紹介

爬虫類生殖器

🐢クサガメの排卵障害🐢~Part1~

こんばんは🌛

クサガメのまるちゃんの症例紹介です。

🌟来院理由🌟

卵を4個産んだが、昨年は卵を20個産んだので、まだお腹に残っている様子。

食欲はなく、水槽の中でゴンゴン大暴れしている。

様子を見た方がいいか、排卵を促した方がいいかを相談したいとのことで来院。

🌟診察内容🌟

後ろ足と甲羅の隙間から指で触診すると、コロコロした卵と思われる物がいくつか触知されました。

飼い主様がおっしゃる通り、まるちゃんのお腹にはまだ卵が残っているのが確認されました。

力がとても強く、栄養状態も悪くありませんでした。

🌟処置内容🌟

レントゲン検査では、殻付きの卵が15個確認されました。

1個先細りで歪な卵がありますが、今回は補助的にカルシウムとビタミンD3を投与し、ご自宅ではまるちゃんが卵を産みやすい産卵床を設置してもらい経過観察としました。

 

成熟した水ガメのメスは、条件が揃うと単独でも体の中で無精卵を作り、陸地で産卵します。

体の中の卵で胃腸が圧迫されるので、正常な発情でもご飯を食べなくなることがあります。

また、卵を産む場所を探すため水槽から出ようと暴れているように見えることもあります。

(高所のベランダで飼われている子が卵を産む場所を探して脱走し、落下してしまったケースもありますのでご注意ください)

 

Part2に続きます→

 

写真はInstagramをご覧ください。

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