症例紹介

ウサギ消化器科

🐇うさぎの盲腸穿孔🐇

こんばんは🌙

うさぎのホーランドロップイヤーさんの症例の紹介です🐰

🌟来院理由🌟
一昨日辺りから食欲が悪くなり、他院で診療したところ、腸閉塞と診断され、注射をしてもらったが状態が変わらないためセカンドオピニオンとして来院されました。

🌟診察内容🌟
耳や結膜が白く、貧血の度合いを確認する為血液検査を実施し、お腹が硬く腫れていた為、レントゲンとエコー検査を実施しました。

🌟検査結果🌟
血液検査では、中等度から重度の貧血、肝酵素上昇、軽度の低血糖が認められました。
レントゲンでは、盲腸もしくは、子宮の領域に巨大な一部石灰化している腫瘤が認められました。
エコー検査では、消化管のガスによって有効な情報は得られませんでした。

🌟診断🌟
盲腸うっ滞、子宮の腫瘍

🌟処置内容🌟
十分な飼い主様との話し合いの結果、お腹を開いて出来る限りの外科的処置を実施しました。

🌟手術所見🌟

重度に消化管と子宮に癒着した盲腸が認められ、過去に穴があき、膿んでいる箇所が多数ありました。盲腸の内容物を取り出そうと試みましたが、内容物が大きく、傷ついた盲腸が上手くくっ付いてくれる可能性は低いと判断した為、外科的処置を中断しました。
全身麻酔をかけての手術自体、この子にとっては非常にリスクを伴うものでしたが、何とか無事に覚醒してくれました。

🌟注意点🌟
うさぎさんでは少しでも食欲や便の大きさ、形、数に違和感を感じたら、様子は見ずに病院に連れていきましょう。

 

写真はInstagramをご覧ください。※(センシティブな画像がありますので苦手な方はお控えください)

 

当院は予約制です

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